個人産院と大学病院で出産を経験した感想

こんにちは、chi_roro⊂((・x・))⊃です。
2018年12月に長男、2020年7月に長女を出産しました。

まだ産後2ヶ月経っていない2児のママが、
記憶が新しい間に個人産院と大学病院を比較して、
良い点、不安な点をあげてみたいと思います。

長文なので、妊婦さんでお産する場所を選んでいる人など、興味がある人のみ読んでみてください♪

chi_roro⊂((・x・))⊃の個人的な印象がかなり含まれるので
お産はどんなものだったのか、まず説明しますね

第一子
妊娠中つわりない
妊婦のマイナーなトラブル妊娠性痒疹、腱鞘炎、手根管症候群?に悩まされる。
40週になっても陣痛来ない→誘発のため入院
1日半誘発しても陣痛来ない→児頭骨盤不均衡?ということで帝王切開に切り替わる
妊娠性痒疹は治らず悪化→総合病院の皮膚科に紹介状

第二子
妊娠中つわりなし
TOLAC希望だったが、途中から里帰り出産になり叶わず
予定帝王切開
硬膜外麻酔の副作用で痒みがでる
コロナ禍での出産で面会制限有

という経験をしました。

こんな経験を踏まえて、個人産院と大学病院の比較をしてみたいと思います。

個人産院の良い点と悪い点・心配な点

個人産院の良い点は、

  • 食事が豪華(特にお祝い膳が嬉しい)
  • 部屋が豪華でアメニティなどが設置されている
  • 入院時の持ち物が少ない(お産セットなどで用意されている)
  • 女性の先生が良いなど同じ先生に診てもらうこともできる
  • 退院時にお祝い(離乳食のセットや、スリーパーなど貰える)
  • エステなどが入院中に受けられる
  • 個室の部屋に子供の兄弟などが泊まることができたり
  • 無痛分娩などにも対応しているところもある
  • エコーで胎児の顔を頑張って出してくれるサービスが感じられる

悪い点・心配な点

  • 無痛分娩が可能な産院でも、麻酔科専門医がいない場合も
  • 対応できない緊急事態が起きた場合は、救急車で大病院へ搬送
  • 妊娠時のマイナートラブルが出た場合、他の科がないので、産めば治ると言われてしまう
  • 色々と有料のセミナーなどがあり、お金儲け主義を感じることも
  • 常勤の先生が少なく、診察時も患者をさばく為に焦りを感じることも

ということを感じました。

個人産院は、やはり患者さんに来てもらわないと商売にならないので
食事が豪華だったり、全室個室だったり色々な特色を出しているなと感じます。

chi_roro⊂((・x・))⊃の産院は、近所でも豪華で有名な所ですごく口コミの良い産院でした。

待ち時間はかなり長かったですが、土曜日の診療もあり旦那同伴で毎回通っていました。

妊婦健診のたびに、USBを持参すればエコーを録画してくれました。
なるべく胎児の顔を写る様に、工夫してくれました。(見えないときもあります。)
特に、食事の評判がよく、週2日フレンチのシェフが来て、
昼、おやつ、夕飯をシェフ自らが配膳してくれるサービスがありました。
本当に豪華で美味しかった。

↓普段の夕食

↓お祝い膳?一日中フレンチの日

部屋も、全室個室で部屋代は高かったですが、
ビジネスホテルよりも広くて、ベッドもアメニティーもそこらのホテルよりよいものでした。
(しかし、結果的に緊急帝王切開で、広い部屋も、柵のない広いふわふわのベッドも辛いだけでした…)

あと、アロマのエステもありました。
(妊娠性痒疹が産後も治らず全身に出ていたので…満足に施術は受けられませんでした)

何事も無ければ大満足のお産かも😘

chi_roro⊂((・x・))⊃はマイナートラブルをかなり抱えていたので…
ほかの妊婦さんとは悩みが違いました…
産めば症状は治るとしか言ってもらえず、あまり詳しい説明はありませんでした…

休日の混んでいる日に通っていたのもありますが、医師がとても焦っており、
色んなことを相談や質問できる雰囲気ではありませんでした。

緊急帝王切開になった流れも、後々考えるとどうなのかなぁという疑問も残りました。
オペの麻酔も専門医がいないので、産科の先生が入らない〜と何度も針を刺されて恐怖を感じました。

初産婦の帝王切開なのに、入院日数が第二子帝王切開(経産婦の帝王切開なので通常より短い)よりも短かったので、スパルタで指導されて退院させられた感じがしました。(当時はそんなもんなのか。としか思えませんでしたが、自宅に帰ったあとが辛かった。。。)

満室になるくらい、お産が多い時期だったので助産師さんのマンパワーが足りている状況とは言えず。。
全くといっていいほど授乳(母乳が出ない、吸わせられない)のフォローを受けることができませんでした。授乳できる見通し、希望が持てないまま退院でした。

という、かなり不満が残る第一子の出産でした。

大学病院の良い点と悪い点・心配な点

大学病院の良い点は

  • 小児科、NICUなどが完備、他の病院に送られることは稀
  • 大抵の検査は数時間のうちに結果が出る
  • エコーをしっかり時間をかけて診てもらえる
  • 質問に対する説明をしっかり理論的にしてくれる
  • 入院中は毎日担当医が来てくれる
  • 入院時に各分野の専門家が挨拶と確認に来てくれる
  • 手術、診察も各分野の専門家が分業制でやってくれる
  • 部屋は質素だが帝王切開組には使い勝手が良い
  • 助産師さんなどが大勢いて手厚いケアを受けられる
  • 医療売店がある(おすすめされた物はすぐに買える)

大学病院の悪い点・心配な点

  • 予約時間に診てもらえることは稀で待ち時間長い
  • 診療日が少ない(オペの曜日や、土日などは外来ないこと多い)
  • あくまでも治療診察、エコーはかなりさっぱり、顔は見えたときだけ
  • 特定のメーカーなどの試供品を配布したりしない
  • 豪華さなどが皆無で羨ましいと思われるようなお産経験はできない
  • お祝い膳などがないことが多い
  • 建物などが老朽化していて病室が汚いことも多い
  • 入院に際して持参物が多い(普通の他科の入院と同じ)

という感じでしょうか。

やはり総合病院の良い点は、検査結果がすぐに出て結果をよく見て診察してくれるということです。
疾患を抱えてお産をする妊婦さんも多いので、異常値が出ていなくても「〜高めで〜な傾向がある」ということまで指摘してくれます。
実際、個人産院では指摘されなかったこと(元医療職なので自覚はあり、把握していた)を指摘されました。きちんと基礎疾患を見つけようという目で結果を見てくれているなと思いました。

特にchi_roro⊂((・x・))⊃は予定帝王切開だったので麻酔科を受診したり、産科でもオペの説明を詳しくされました。
同じ帝王切開、麻酔に関する説明(副作用、弊害)などに関しても、詳しすぎて恐怖を覚える程でした…笑

でも、説明はわかりやすかったです。
オペは、麻酔科医が麻酔、産婦人科医が帝王切開と分業制なので手慣れていて、安心して受けられました。麻酔科の先生が麻酔を入れている間は雑談で話しかけてくれて緊張もほぐれ、あっという間に麻酔がかかり、帝王切開が開始されました。オペ後もフォローをしてくれて安心して麻酔が切れるまでの時間を過ごすことができました。やはり、経験の差というものを感じます。

スタッフの人数も多いので、入院中は数時間おきに状況確認に来てくれ、勤務体系が変わる時間には、担当スタッフが毎回挨拶に来てくれました。
入院時には薬剤部の方や栄養部、オペ後には麻酔科医、毎日産科の担当医が来てくれて体調を気にしてくれて、質問にも快く答えてもらえました。

部屋はいわゆる病室でしたが、リクライニングもあるし、ベッドの柵もあるし、帝王切開の人には過ごしやすい部屋でした。(ただ、動けないことを前提に快適に過ごすために持参したグッズもありました。)

概ね、満足できる第二子出産だったのですが、唯一不満なのは。。。

やはり「食」ですね。
入院中の唯一の楽しみは、食事なのですが栄養バランスの取れた質素な食事を淡々と毎日食べていました。
1汁3菜で温かい食事が配膳されて〜というのはとても楽で、嬉しいのですが。。。

↓入院中一番豪華だと感じた夕飯(補食が蒸しパン!)

第一子の時の食事と比較してしまうと雲泥の差…

ご飯なのに、補食がおにぎりという米ばかり食べさせるという苦行もありましたし😂
お祝い膳というのがないのが、日常の延長の様で味気なかったです。

母子同室と別室の2タイプを経験して

第一子は特別に希望しない限り、新生児はナースステーションで預かってくれ、
夜間はミルク対応で日中3時間おきに授乳室へ授乳しに行くというシステムでした。

第二子の大学病院では母子同室という方針でした。
帝王切開なのでオペ当日と翌日は夜間は預かってもらいましたが、
翌々日からは母子同室をやっていました。

私は、直接授乳するのが困難なタイプで第一子の時は、
授乳室に一同を会して授乳するのが苦痛でしょうがなかったです。
(大学病院で愚痴っていたら、この集まるスタイルで授乳するのは20年以上前のやり方だと言っていました。)

吸わせられない悲しみ!母乳が出ない悲しさ。
助産師さんが少なくて、介入してもらえない。

という初めてで分からなくて、フラストレーションしか感じませんでした。
第一子は病院でおそらく数ミリしか母乳は飲んでいないと思います。。。

第一子は、完全母乳にもっていく希望も持てなかったし、自信も有りませんでした。
自己流で退院後に頑張りましたが、即完ミになりました。

一方、母子同室はどうかというと、部屋まで助産師さんが訪問してくれます。
他の人に見られず、あの人は出てるのにという劣等感を感じずに、授乳の介助をしてもらえます。

赤ちゃんの一日の排便、授乳タイミングなどは全部共有しているので、時間になったら様子を確認しに来てもらえました。心強かったです。

個別に対応、見てもらえるので、弱音も吐けるし、胸のマッサージもしてもらえて、適切なタイミングで搾乳をやってみようかと勧めてもらえたと思います。
入院中から1回あたり母乳20ミリ位は与えられる様になり、感激しました!
(直接授乳はもちろん無理。)

里帰り中は、直接授乳は全然出来なかったけど、搾乳が結構絞れて順調でこのまま混合育児ができるのではないか、完全母乳も夢じゃないという希望が有りましたが…

結局、里帰り後の現在は2児の育児が大変過ぎて搾乳する暇と余裕がなく、
またもや完全ミルクになってしまったのですが、
前回よりも、早い段階から指導もあり搾乳もしていたので母乳量は以前よりはたくさん出ていました。
もしかしたら、これが一子目だったら混合、完全母乳育児が出来たのではないかな?と思いました。

結局どちらが良かった?

どちらが良かったかと聞かれると、難しいですが。。

私は、大学病院でしっかりケア、対応してもらうほうが安心できましたし、
あまり不安(授乳問題や帝王切開の傷の問題)を残さずに退院できたので良かったなと思います。

もし、もう一度出産をやり直せるならば
第一子 大学病院
第二子 個人産院

にしたいかな。。。😊

グチグチと長々、個人の見解でした。最後まで読んでもらったみたいで。。。
ありがとうございます。

chi_roro⊂((・x・))⊃

 

 

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